「うるせぇーよ!
これさえあれば誰荷でも勝てる!

死ねぇ!!」

その言葉を合図かのように
男は私に向けた拳銃の引き金を引いた

「この私
尾崎 明日香をなめるんじゃねぇっ!!」

私も男に負けないような声の大きさで叫びながら拳銃の弾を避け、男の顔面を殴った

「グアッ」

そんな呻き声を出しながら男は倒れていった

「ふっ、弱ぇーな」

倒れた男を見下ろしながらその言葉を吐き出すと

「おつかれ明日香
余裕だったな」

「お疲れさまです明日香様
楽しませていただきましたよ」

柊、栄さんの順に話しかけてきた

「うん
おつかれ

全っ然余裕だったー
でも、
クスリと拳銃に手を出したのはムカついた!」

私が言うと

「あぁ、それは俺らも同じだ
クスリはともかく一般の奴が拳銃は許せないな」

柊も私と同じだったらしく眉間にシワを寄せながら言った

栄さんも首を縦に振り、頷く

「姉ちゃん!なんで喧嘩ができるんだよ!?」

浩基が私たちの側に駆け寄ってきて驚いたようすで聞く

「うぅ……ッ
お、………お前ら、は一体……なにものな……んだ」

苦しそうに倒れている総長の男も私たちに聞いてきた

浩基にももうそろそろ教えないとダメか……

そう思って私はゆっくりと口を開いた