「浩基、行くぞ」

内容も言わないで浩基に一言いうと

「は?なんだよ急に
どこに行くんだよ」

不思議そうな浩基に

「決まってるだろ?
お前が所属してる族を潰しに行くんだよ」

さらっとそういった私に

「姉ちゃんが潰す…?
無理だろっ!
そんなことしに行けば姉ちゃんが殺されるぞ!!」

半ば怒鳴り声に聞こえる声で浩基がいい放った

そういえば浩基に言ってないんだよね
私が極道の若頭だってこと

でも、今言うのはめんどくさいことになりそうだし後から言えばいいかなー

と思って

「いいから行くぞ」

と浩基の腕を引っ張りながらしたに降り、柊には目で合図をして栄さんが待っている車に向かった