私は早い時間に目が覚めた。

一緒に寝てたはずの柊はいなくて少しホッとした


だって、
今の私の顔は鏡を見なくても
とても醜くなっているのがわかったから

昨日は柊とデートで楽しかった気持ちが今日は復讐という憎悪に蝕まれてしまった………

今日はもう押さえられないな……

私はベッドに横になりながら顔を片腕で隠した。



今まではなんとか押さえ込んでいた憎悪が爆発している。


「仕度するか………」

ふらっとベッドから起き上がり柊の部屋においてあった仕事用の黒いスーツに着替えた