~なんで歩と別れたの?嫌いになったから?~
悠希に聞きたい。
けど聞けない。
聞く度胸なんかあたしにはないんだ。
返ってこないと思ってたのにこうやってメールで会話できる奇跡に震えがくる。
多くメールしたい。
くだらない会話でいい。
一回でも多くしたかった。
『あたしは元気にやってるよ。ちょっと聞きたい事あってメールしたの。悠希がハマってやってたゲームなんだっけ?おもしろそうだったから買いたくてさ』
全く関係ない会話を故意にいれ、理由作りをしては反応を確かめる。
そんなくだらない会話でも繋ぎたいんだ。
悠希を感じたいんだよ。
「ちょっ、うそっ!?」
『あのゲームまだ持ってるからあげるよ』
手元にすぐ送られてきた悠希のメール文が直球過ぎてあたしはビビってしまった。
貰う行為は悠希と接触して初めて成立する。
ほんの数秒の接触を経て手渡されるさっさとバイバイの可能性もある。
が「あげる」と言いだした悠希はあたしに会わなければいけないとわかった上で送ったのだろうか?
動揺しながら光が寝ているのを確認しつつメールを打つ。
『会いたいな…』
(メール送信しました)
「あっ、あたし何してんの!」
送り終えた直後、我にかえり口元を手で押さえ付け目を見開いた。
口で話したつもりで何の気なしについ送ってしまった本音も本音。
でもなぜだろう。
やはり悠希には気持ちをぶつけてしまえるんだ。
悠希に聞きたい。
けど聞けない。
聞く度胸なんかあたしにはないんだ。
返ってこないと思ってたのにこうやってメールで会話できる奇跡に震えがくる。
多くメールしたい。
くだらない会話でいい。
一回でも多くしたかった。
『あたしは元気にやってるよ。ちょっと聞きたい事あってメールしたの。悠希がハマってやってたゲームなんだっけ?おもしろそうだったから買いたくてさ』
全く関係ない会話を故意にいれ、理由作りをしては反応を確かめる。
そんなくだらない会話でも繋ぎたいんだ。
悠希を感じたいんだよ。
「ちょっ、うそっ!?」
『あのゲームまだ持ってるからあげるよ』
手元にすぐ送られてきた悠希のメール文が直球過ぎてあたしはビビってしまった。
貰う行為は悠希と接触して初めて成立する。
ほんの数秒の接触を経て手渡されるさっさとバイバイの可能性もある。
が「あげる」と言いだした悠希はあたしに会わなければいけないとわかった上で送ったのだろうか?
動揺しながら光が寝ているのを確認しつつメールを打つ。
『会いたいな…』
(メール送信しました)
「あっ、あたし何してんの!」
送り終えた直後、我にかえり口元を手で押さえ付け目を見開いた。
口で話したつもりで何の気なしについ送ってしまった本音も本音。
でもなぜだろう。
やはり悠希には気持ちをぶつけてしまえるんだ。



