「由莉葉ちゃん?!」

優菜さんが倒れそうになった私を抱えてくれた。

「ゲホッ……ゆ...な...サンッ...吐きそ...っ」

やばい、吐く。耐え切れず、優菜さんを突き飛ばして、しゃがみ込み、床に吐いてしまった。

「グェェェッ!ガハアッ」
(ゴボゴボゴボ)

汚く吐いてしまった。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。

「由莉葉ちゃん、吐きな。」

そう言った優菜さんは、背中をさすってくれて、私はそのまま吐き続けた。