「ッッひくっひくっ」

私は泣き崩れた。

「由莉葉ちゃん。」

「優菜...さん」

夕陽先輩と同室の平田星哉先輩の彼女の優菜さん。
星哉先輩は抗がん剤の副作用が来ていなくて最近は安定している。

「大丈夫?辛いよね。」

「…ハイっ..」

やばい、なんでだろう。吐きそうー...... 
目の前が真っ暗になる。

「ゴホゴホッゴホゴホッ.....ゼェ…ゼェ…」

咳が止まらないー.....