すかさず由莉葉ちゃんが容器を渡し、夕陽の背中をさすった。優菜も、濡れタオルで夕陽の手を拭いた。 「オェェ、、オェェ、、」 夕陽は吐き出した。 「っ、、うっ、オェ、オェェっ」 見ているだけで吐きそうになるくらい、夕陽は苦しそうで。でも夕陽の身体からもう出すものがない。吐き気はあるのに吐けない。この気持ち悪さを俺は知ってる。