星哉自身が面会を拒むなら、面会は出来ない。
私はいつも赤星さんと話して帰る。
赤星さんは看護師さんというか何か…
頼れるお姉ちゃんのようで。星哉の病気以外の話もたくさんして、たくさん相談にのってもらった。

そしてこの日、星哉のことについて相談にのってもらっていた。

「ねぇ、優菜ちゃん?星哉くんのこと、今どう思ってるの?」

「好き…です」

「それは、そうなんだろうけど。今どう思ってるの?」

赤星さんが何を聞きたいのか私にはわかっていた。そしてそれは私自身誰にも話せずにいた辛い現実。