この頃少しふらつくことがある。
部活忙しくなってきたし、俺、キャプテンでみんなをまとめなきゃいけないし、人一倍頑張らないといけないから、疲れてたのかな。

優菜は一目惚れだった。満開の桜がよく似合うふわふわの髪に、白い肌。思わず''サクラより綺麗だ''なんて言ってしまった。
言った瞬間恥ずかしくて、すぐに逃げたけど、優菜も俺を見ててくれてたのがわかってた。それからサッカー部に来てくれるかはカケだった。