〜その夜〜

「ねぇ、蒼真くん。ちょっといい?」

子どもたちが寝た後、私は蒼真くんの部屋に行った。

「うん?どうした?」

「これ見て?」

私は由莉葉ちゃんから来たメールを蒼真くんに見せた。蒼真くんは黙って読んでいた。