しばらくして、ミーナが呼びに来たので、私は姫さんの部屋へ急いだ。

廊下を進むと、3メートルぐらいの大きな扉がどっしりと構えていた。
そのドアもやはり真っ赤に塗り潰され、ルビーのドアノブがキラキラと光っていた。

ミーナは馴れた手つきでドアノブの鍵穴にダイヤモンドの鍵を差し込み、正確に並んだ10のボタンを3個押し、重そうな扉を開けた。