「改めて、壁ドンできるラッキーボーイは……」 萩原先輩は開けてみた瞬間“助かった~!”という表情をしている。 「山下先輩!だってよ~」 「やった!」 あたしは思わず声を出して喜んでしまった。 周りのみんなは「結局、優かよ」と言ってるけど、あたしには全然それは気にならない。 ドキドキがどんどん速くなってく。 だってだって学校でも、高校サッカー界でも王子様って呼ばれてるくらいの人に壁ドンしてもらえるなんて!! あたしの近くに来る山下先輩にもう目を合わせる事すらできない。