『なぁ……』



俺は沙希を呼ぶが
沙希はソファに座って動かない。


話し合いの結果、
今日、泊まっていく事になった。


風呂も入った
沙希は俺のTシャツを寝間着代わりにして着ている。

また、それがそそられる……


ベッドは俺のしかない
布団もない
だから俺のベッドに寝るのが当たり前だろ?

けど、沙希が拒むんだ……


『何もしねぇよ?』


「…………」


『俺は信用されてねぇのか……』


「そ、そんなんじゃ……」


『沙希はベッドで寝ろ、俺がソファに寝るから……』


俺は何を言ってんだ……
俺が女に遠慮するなんて……


なんか……俺じゃねぇみたいだ。


俺は毛布を引っ張りだしてきて
ソファに寝っころがり


『ねるぞー』


沙希が俺の所へ来て

「き、緊張した、ごめん」

そう顔を赤くして言ってきた



それも、また可愛い……。


俺は沙希に軽くキスをして

『そんなに可愛いと、我慢できなくなるぞ?早く寝ろ』


そう言って沙希の頬を触れる

沙希は笑って
おやすみなさいっと寝室へ行った



俺はソファに寝っころがりながら
いろいろな事を考えていた