聡が沙希の兄貴……
なら連絡取ってるのは…聡か?
聡を疑うのか……
いや……そんなはずねぇ
「今日はどうしました?」
『あぁ……ちょっと…な』
俺は真の店に顔を出していた
『店、終わったら時間あるか?』
「え?……えぇ、大丈夫ですよ」
「……私でいいんですか?」
『あ?どういう意味だ?』
「だって……優希さん……」
優希?あぁ……
『気にするな、俺は沙希に用があるんだ』
そう言うと、沙希は少し小声で
「……優希さん…さっきから見てますよ」
あ?俺は沙希が言う方を見ると
優希がずっとみていた
……めんどくせぇな……
『気にするな、俺は沙希以外は興味ねぇ』
「けど……苛められるの私だから」
『苛められてるのか?』
俺の質問に沙希は答えない……
『仕事が終わったら、迎えをよこす……その時に話そう』
俺はそう言って席を立つ
入り口に向かう俺の後を小走りについてきたのは優希
「隼斗さん……」
『ちっ……俺、言ったよな……この件が終わらねぇと抱かねえって』
「……けど、隼斗さん……沙希のこと…」
あー……こいつ
俺のこと、マジで本気だ……
めんどくせぇ……