「藍原沙希は街中でビラ配りやティッシュ配りをしてます、多分……誰かを探しているのではないかと……」

「夜とは違い、地味な格好なので客も誰も気づかないようです」



ほぅ……

『それで?男の方は?』


「……それが全く…名前も架空でどこを調べても出てきません……ただ、取り立てをしていた奴らがいたので、そっちを当たってます」


『捕まえろ……藍原沙希に会わせる』


「承知」


田辺は3日で、そいつらを捕らえた
5日かかると思ったが、
やはら田辺は仕事が早い。


俺は倉庫に向かった
そこに監禁している


「こちらです」


田辺の案内で奥へ進むと
ぐったりとし、椅子に縛り付けられている男二人がいた


俺に気がつき、傷だらけの男二人の顔が青ざめていく


『ほぅ……一般人の奴らに俺の事を知ってもらえてるなんて光栄だな……』


男二人はワイシャツにネクタイとどこから見てもビジネスマンだった