この地は、あの瞬間の始まり。

彼らの物語を読む度に胸がキュンとなって

会いたくなる。

時代は違って、会うことも出来ないけど

この場所に来て、
同じ場所に立ち

同じ桜を見たら、

少しでも近くに感じられるのかな?

『逢いたい。』

呟いてはみるけど、届かない。

『桜は散るけど、葉桜になるだろ?
それは、また花を咲かせる準備をしてるんだよ。だから終わりじゃない。
巡り、めぐってまた、逢える。
だから…』


いつか、逢える。

逢う為の約束。

いつか君が忘れても

僕は覚えているから。

完。