「俺さ、、隣のクラスの瑠璃ちゃんが好き!力になってくれ!」

中学3年の時そう言われた。

「え…」

そう言うと彼はポリポリと頭をかき「だめか?俺お前しか頼れねーし…」そういった。

その時私の心は張り裂けそうだった。

私はあなたが…あなたが好きなんだよ。

気づいてよ!ねぇ??

そう心は叫んでいた。

「瑠璃ちゃんかー…あの子かわいいもんね!」

そう必死に張り付けた笑顔でいった。

「だよな!俺もわかるわー。でも自信ねーわ…」

そう下を向き、いった。

「だ…大丈夫だよ!だってかっこいいから、皆からモテてるじゃん!」

そういった。

「嫌。俺よりかっこいいやつなんて沢山いるよ」

そうネガティブになっていった。

かっこいいよ。

いつも優しくて、頼りがいがあって…

あげたらきりが無いよ?

だから自信もってよ。

私だってすきなんだもん。

あなたが。

そう言えたらどんなに楽か…

生唾を飲み、深呼吸をする。

「大丈夫だよ!自信もってよ。ね?ふられたら、私が貰ってあげるし!」

そう冗談ぽくいった。

「ふっ。冗談でもありがとよ」

そういいクスクス笑う彼。

冗談なんかじゃないよ。

本気だよ。

告って、振られて、私の所来てよ。

なんて悪魔がいう。

「いいえ!元気だしなよ!」

そういい彼の頬を叩いた。

そして「頑張ってね」そう、せー一杯の言葉をいった。

「ん。ありがとう。頑張る」

そういった。

それから一週間後、2人は付き合った。