千「ん〜じゃっ!お雪ちゃんまたね♪」


早く帰って寝たい…風呂入りたい…


雪「へぇ〜また来てくださいね!」


千「おぅ♪よしっ!みんな帰ろっ!」


全「おぅ!」


といいながら店を出た。


うわっ…暗い( ´ ▽ ` )ノ
怖え…
こういう時に不逞浪士って出てくんだよね?
出てきませんよぉ〜に!


このあと、千夏のこの願いはあっけなく砕かれる…


それから、しばらくみんなで雑談を
しながら帰っていた頃…


沖「ーくん…」


斎「総司も気づいていたか…」


土「15人程度か…」


千「何の話〜??」


山崎「不逞浪士がつけてきよる
っちゅう話や!」


千「えぇ⁉︎⁉︎⁉︎」


島「千夏さん!声が大きいです‼︎‼︎」


千「すいません…あっ千夏で
いいですよ!敬語も無しで!」


島「千夏とは呼びますが
敬語なしはちょっと…」


山崎「島田‼︎何お前も千夏に
流されよるんや!今、不逞浪士が 着いてきよる言うとんのに!
アホか!」


山「まぁまぁ山崎くん落ち着いて!
島田君と千夏よりうるさい人たちも あそこにいますし…」


平「おっしゃー!魁先生(さきがけせん せい)の名にかけて‼︎
いっちょ行きますかー‼︎」


左「おいおい!新八は、ともかく
俺を忘れられちゃあ困るぜ‼︎」


新「なんで俺はともかくなんだよ‼︎」



3馬鹿以外「はぁ…」



わ、私戦えないんだけど…



土「千夏は俺の後ろにいろっ‼︎‼︎‼︎」



千「了解‼︎」



戦えなくてもみんなの盾にはなれる…
よく見ておこう…



近「不逞浪士!つけてきているのは
分かっている出てこい‼︎‼︎」



近藤さんが言った言葉と同時に前と後ろに7人ずつ不逞浪士が出てきた。


「お前、新撰組局長の
近藤勇だな?」


「隣にいるのは新撰組の
幹部どもか‼︎‼︎」


「いざ覚悟‼︎‼︎」



その言葉と同時に不逞浪士が
襲ってきた。



カキーンカキーン…


うっ、耳に響く…


ザシュッという音とともに何枚もの赤い花弁が舞う。


バタッ


そして、さっきまで自分と一緒だった人間がただの肉の塊と化する。



人数はあちらが多かったが力ではこっちの方が有利だったためこちらが勝った。


かと思われた…


だが、不逞浪士の真の計画は千夏たちが油断したとこを狙う…


今がその絶好の機会だ…


だが、それに気づいている人は誰一人いない…


平「こいつら弱かったなぁー!」


新「だなぁ!」



総「刀を振っている時の近藤さん
すっごくかっこよかったです♪」



近「総司‼︎///」



土「ハハッ近藤さんが照れてやがる!」



近「歳‼︎‼︎///」


………………



いつも、読んでた新撰組の小説や本ではみんなが戦った後に攻めてくる人がいた…


私の考えすぎかな…


もし、攻めてきてみんなが対応できたければ自分が盾になる…


みんなが話している間
千夏はこんなことを思い周りを見渡していた。


キラッ


物陰で何かが光った…



それに気づいているのは、周りを見渡している千夏だけ…


みんな酒が入っているから気づいていない。


くそっ!!
本当にいたなんて‼︎


誰を狙ってくる…⁉︎


みんなに伝えたいがその間に攻められたら……


「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
近藤勇覚悟!」


近藤さんかっ!



ザシュッ…



フッ


間に合ってよかった…



千夏は、斬られるなら背中がいいと近藤さんの方を向いて滑り込んだのだった。


背中を斬られたな…


本当にこんなに熱くなるんだな…


盾になれた…よかったぁぁー


でも、痛いなぁ…


ちょっと…も、う限界だ…



バタッ…


千夏は意識がなくなった。


全員「千夏⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」




土 「俺が運ぶ‼︎‼︎山崎と島田は、帰って 手当ての準備を!平助、左之、新八 は松本先生を呼んでこい!」


山崎、島田「はっ!」



3馬鹿「りょーかい!」