って、そんなくだらない話をしてる場合じゃない!
急がないと、集合時間に間に合わなくなる。
「ほらっ智樹! これ持って!」
「はっ?」
「わたし1人じゃ重くて、これじゃ集合時間に間に合わない!」
何気に1番重たかったボストンバッグを、無理矢理智樹に押し付けた。
「ちょっ、俺自分の荷物あるんだけど!」
「智樹は男でしょ! これも、朝からわたしと顔を合わせた運命だと思って、頑張ってよ!」
「うわあー……それ最悪な運命。」
なんでか知らないけど〝運命〟って言葉に弱い智樹。
案の定、文句を言いながらもわたしのバックも持ってくれる。
ヘタレだしバカだけど、そこだけはいい奴。


