「なんで、急に……っ。」
「…………。」
「……あの女ね。」
季緒がオレを睨む。
「藍ちゃんでしょ、海人。海人をたぶらかしたの。」
っ!!
なんで、季緒が知って……。
「知らないとでも思った? 知らないわけないじゃない。海人、毎日朝と帰り、藍ちゃんに会いに行ってるよね。」
「っ……。」
「保健室の中までは、音楽室からは見えないから、海人を信じてたんだけど……。」
緊張して、額に汗が流れる。
「やっぱりダメだったね。一昨日の2人の話を聞いて、確信したよ。」
「季緒っ、それは……。」
「もっと早くに、あの子を消しちゃうべきだった。」


