あたしね、三木くん……


クビになるのが怖い。



だけどそれ以上に、三木くんと会えなくなるのが怖いの。



例え三木くんにとってわたしが、ただの遊び相手だとしても。


わたしは、三木くんが誰よりも好きだから。



それ以上に怖いことなんて、ないんだ。



「ぐすっ、……ずず……っ。」



あふれ出す〝好き〟


叶いっこないのに、止まってくれない。



どんどんあふれ出て、どんどん好きになる。



イチゴの飴玉は甘くて、


ちょっぴり、しょっぱかった。