「ようこそ、いらっしゃいませー。って、まあー! 随分、可愛らしいお客さんですこと。」
「わっ、ほんまどすなー。高校生やろか?」
入ってすぐ出迎えてくれたのは、着物を着た2人の店員さん。
赤い布地に、オレンジの大きなボタンの花を散りばめた着物を着たのが
最初に声をかけてくれた人。
水色の布地に、可愛らしい手鞠を描いた着物を着たのが、
あとからやって来た人だ。
「御神楽着物、着付け屋にようこそ! 着物のレンタルどすか?」
「あ、はっ、はい!」
「ほな着替える方、こちらへどうぞ〜。」
三木くんが着替える間、近くの椅子にでも腰を下ろして待ってようとしたとき。
「あら、彼女さんも着替えますやろ?」
「え。わ、わたしはいい……「ぜひお願いします。」
え……!?


