【完】魅惑な藍の海の恋心色。






もう手遅れなんだって、分かってる。



この恋が叶おうが、叶わないが。


きっとわたしはこの先

三木くん以外を好きになることなんて、できない。



わたしはずっと、一生、三木くんだけを想ってる。



「……次、行こ。」



少しは落ち着いたものの、まだ周りの生徒は少しざわついていて。


特に三木くんのことが好きな女の子達は、

わたし達がここを離れるまで、ずっとこっちを見ていた。



さすがにちょっと居所を悪く感じたので、車椅子を押して移動する。



今だに被せられたままの学ラン。


そこからは当たり前のように、持ち主の三木くんの香りがして。



いつまでも、このままでいられたらいいのにな……。



そう思った。