あのあと、わたし達は特に会話することなく別れた。
わたしの心臓が壊れそうだったのもある。
だけど一番の理由は、集合時間を過ぎていたことに気付いたから。
何かを話すこともなく、わたしは三木くんの腕を引いて。
みんなのいる、グラウンドへと連れ去ったんだった。
そこからはもう、バラバラ。
三木くんは当然、自分のクラスの列に混じって進んでいくけど。
わたしはクラスを受け持ってないから、基本的に自由。
三木くんのいるA組含め、いろんなクラスに混じれて、ここまで来た。
この間、わたしは一度も三木くんと話せてない。
……嘘
わたしが意識して避けて、話してないだけ。
……ふと窓の外を見てみれば、駅のホーム。
〝名古屋〟


