♪♪♪〜♪〜...
周りの音をシャットダウンするかのように走っていたのに。
その音だけは聞こえた。
メールの受信音。
「っ、だれ……?」
普段なら後回しにするメールだけど、
こんな時間帯に届くメールなんて珍しいから、気になって。
開いたメールの内容に、わたしは唖然として、固まった。
『せんせー、迎えに来て。』
そんな、一文のメール。
添え付けられた画像は、見慣れた場所。
送り主は、知らないアドレス。
登録してないメールアドレスから。
だけど何故か分かる、分かってしまう、送り主が。
「三木くん……。」
踵を返した。
今から修学旅行だっていうのに、わたしの体は汗だく。
一度家に帰って、シャワーでも浴びたい気分。


