萩野が走っていった後、拓海がきた。

「なーに浮かない顔してんの?らしくないらしくない!ほれほれ王子様スマイル!」

とか言ってきやがった。

「俺…さ、」

「ん?」

「好きな奴をさ、振っちゃった。アメリカに行かないといけねーから…」

「はぁ?アメリカにいったからなんなわけ?好きには変わりないんじゃねーの?離れてても好きって思えるのが両想いってことじゃねーか。」

「…っ…ありがとな。俺、萩野に会ったらちゃんと思い伝えるわ。」

「お?お前萩野が好きだったのかぁニヤニヤ」

「うるせ」

「萩野可愛いもんなぁ。あのキラースマイルはやばいよな。うん。それに天然鈍感ときた。男子はほっとかねぇよなぁ。俺も狙っちゃおうかなぁ。」

「やめろ。」

拓海は顔だけはいいからな。女とは遊び感覚で付き合うような最低な奴だけど。
まぁ、根はいい奴だからつるんでるんだけど。

俺は家に帰り一週間後にアメリカにいくから準備をして寝た。