「俺になんか用?」

とりあえず話しかけてみることに。

「あっ、あのね!私、悠君が好きなの。私と付き合ってくれませんか?」
 
え?萩野が俺を好き…?
くそっ…なんでだよっ…
現実は残酷だ。

「ごめん。俺、親の事情で少しアメリカに行かないといけないんだ。萩野さんの気持ちは嬉しいけどごめんね。」

本当は断りたくなかった…

「いやいや!聞いてくれてありがとね!アメリカにいっても頑張ってねー!んじゃ!ばいばーい!」

萩野は今にも泣きそうな笑顔を作り走っていってしまった。