好きだから。

ん?私なーんか忘れてない?
えーっと、うーんと…

「あぁ!悠君!」

思い出した!悠君に告白するんだった!

「俺になんか用?」

不意に後ろから声がした。
振り向いてみると…首を傾げた悠君が立っていた。

「あっ、あのね!私、悠君が好きなの。私と付き合ってくれませんか?」

「ごめん。俺、親の事情で少しアメリカに行かないといけないんだ。萩野さんの気持ちは嬉しいけどごめんね。」

「いやいや!聞いてくれてありがとね!アメリカにいっても頑張ってねー!んじゃ!ばいばーい!」

必死で笑顔を作って思いっきり公園まで走った。