私は玄関に座って悠君から女の子が離れていくのを待った。

「あの…萩野さん、ちょっといいですか?」

と、男の子に話しかけられた。
確か…名前は…

「斎藤君?」

「そうです!覚えていてくれたんですね!」

「どうしたのー??」

「実は…萩野さんのことが好きなんです!
僕と付き合ってくれませんか?」

「ごめんなさい!私…好きな人がいるんです!」

「知ってます。思いを伝えたかっただけなので!ありがとうございました!」

「うん!好きになってくれてありがとう!」

この後男の子の群れに囲まれ告白の荒らしを受けた花音であった。