*伊織side

「よお、夏樹。」

「うおいっ!伊織じゃん。相変わらず
かっこうぃー!」

うっせ。そう返して、そいつの横を
通りすぎる。

こいつ、櫻井 夏樹とは小学校からの
仲で腐れ縁。

浮いてた俺に構わず声をかけてきたのが
こいつ。

最初はうっとおしいやつだなと
思ってたけど、今となっては
こいつがいないと調子が狂う。