とりあえず、無になってみとこう。

長い時間は終わり
明りは嬉しそうに私を見てた
「りん!最高だったね!」
この笑顔はだめだ、だから、明りはモテるんだよ 自覚してないけども

『だね、また行こうね』

そんな会話をしている時
警備員さん?が
「あの、藤ヶ谷 りんさんですか?」

名前知ってることに驚くけど貰ったことがばれたの?

『あ、はい。』

「ちょっときてくれませんか?」

え、これやばいわ、何かしたパターン。

『は、はい。』

明りには先に外に行ってもらい警備員さんについていくことに

案内された所は【 kiss me様 】
…は?なんでここに私いるの?
おかしいでしょ

「どうぞ中へ」

イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ。ナカニハイレッテ。ソレハムリデス。

『無理です。どうしてここに入らないといけないんですか?』

「安井が呼んでて…」

なんなんだよ。
しゃあない、とりあえず入ってLIVE良かったとかでも行っとくか

ガチャ ドアを開けて中に入り
『失礼します。』
一言、言うと皆んなが
(((((((あ!りんちゃん!)))))))
見事なはまり

めっちゃ見てくる
『あの、何ですか?呼ばれたんですけど。早く用件いってください。』

「初めてこんなこと言われた」
「この子面白いな」
「流石」

『では。失礼します』

「あ、ちょ、待って」

『なんですか?』

「この後、暇?」

『はい?』

「この後、暇って聞いてる」

『暇じゃないです』

「本当に?」

うわ、またこの顔…
嘘つけない…。

『…ほ、ほんとは暇です…』

「じゃあ、この後みんなで食べに行こう!」
テンション高いな〜。
この人誰っけ、
あ、そういえば 『宏光…』
って言ってたっけ?

なんでみんなこっち見てんの?

「りんちゃんってミツのファンなの?」
「名前呼びってことはファンだろ…」
「太輔機嫌悪いし」

何言ってんのこの人達

『なわけないですよ。私kiss meのファンではないので』

「そうなの?!」
「なら。どうしてLIVEきたの…」
「俺のファンじゃないんだ…」

私、聖徳太子じゃないからそんなに聞き取れないし!

『安井さんに行きなりLIVE来いって言われて親友がkiss meのファンなので付き添いで来ました』


「なんだよ…ファンじゃないんだ」
「でも、これからファンになりそうじゃね?」
「それありそう」

とかなんとか会話してるし、私は無視ですか

と、そんな時
ガチャ!
ドアが開いた
「失礼します!kiss meの皆さん!お疲れ様です!」

と、後輩?のひとたちがぞろぞろ入ってきてなんか言ってる

その時 見たことある顔が入ってきた

『…照史! 』
私の弟の【藤ヶ谷 照史・ふじがや あきと】今、kiss meの所属している シャイニーズには入って今はジュニアとして頑張ってる。
まさか、ここで会うとは…。

「姉ちゃん!なんでいんだよ!」