悠太side

俺は何故こんな時に胸の痛みの正体に気がついてしまうのだろう?



目の前には顔に白い布をかけられた京華。

線香の匂い、お坊さんのお経をよむ声が低く響いてくる。


もう泣き疲れて涙すら出てこない。


京華、お前が好きだ。今もこれからもずっとお前だけを想い続ける。


この想いが変わることは無いだろう。

さようなら、俺の最初で最後の恋。