―――――… それから、坂本さんとは同じ図書委員会に入って、 仲が少し良くなった。 「あの、坂本さん?」 「んー?なに?」 今は、本の整理整頓を私と坂本さんでやっている。 「彼女って…」 「居るよ。朱希って言うんだ。」 そうなんだ。 坂本さんには、彼女が居る。