ある日俺は小汚い部屋を掃除するため、掃除道具を買いに行くことになった。





俺の行きたかった学校が他県にあったため、家族と別居し、1人暮らしをしている。





そしてなぜ俺は掃除をすることにしたのかというと、先月急に母が俺の家にやってきて、口うるさく「部屋を掃除しろ」と言われたからだった。






家を出れば、晴れた青空には爽やかな風が吹き、小鳥がさえずり、この上ない心地よさを感じさせた。






「ふあぁぁ。。」






あくびはこれで朝から三度目。

この日、5月15日。

ただ朝の眠気でぼんやりしてただけだった。





なんとなくこれがいいという自分のセンスで、ほうきだのちりとりだの掃除道具を買いまくった俺は、家に帰り掃除を始めることにした。






しかし、やる気が出ない俺はたった5分で掃除地獄から集中が途切れてしまった。






「はあ。。」






溜息とともに床に寝転ぶ。

その時だった。








カチャン。






何か金属の物が手にあたった。





気になった僕は音が鳴った方向に目をやった。





すると。。 





そこにあったのは、、、





ーーーーーーーメガネだった。