っと、私の出席番号は25番だから



席はここか、、、



・・・。



・・・はぁ、



やっと座れたって感じ。。



一息ついていると



後ろから肩をたたかれた。



だるい体をひねって後ろを向くと



そこには、あのA軍とやらが座っていた。



・・・。



名前なんだっけ、、忘れたけど



確かこいつ2トップのなんちゃらかんちゃら・・・



「俺、永田天馬、これからよろしくな!」



ああ、そうだ、



永田なんちゃら、、、



「うん、よろしくね」



私は自分の名前もいわずに



適当によろしくと言っておいた。



だってこいつ人気があるらしいし、、



めんどくさい。。。



女子からどんな目で見られると思ってんだ、



私に害をおよぼすなよ、永田なんちゃら。




その場を適当に終わらせて前を向いた。








ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・








そのとき、ものすごい機械音が



教室のスピーカーから大音量で流れた。



すかさず全員耳を塞いだ。



「なに!? み、耳が痛い!!」



っっっ!!!



なに!? なんなのよ!?








『ガガッ、、、、がががっ



皆さん!ようこそ!



3年棟、通称「鎖国」へ!!



今日からあなたたちは3年生となったわけですが、



うちの学校は普通の勉強はしません!!』



なにこの放送、、



っつ、、まだ耳が痛い。




『君達新三年生はひとりひとりが



希望と光に包まれている!! 



そして一人ひとりになにかしら才能があるのです!!



それを大いに活用し、未来に大きく羽ばたいてください!』




・・・、



話がのみこめない。。






『僕から君達へBIGなプレゼントを用意しました!!



自分達の机の中にアメが一つずつ入っています。』





は?アメ??



ガサッ、、、



これか、なんかすっごいどす黒い赤色だな、、



まずそう。。



ちょっとこれがプレゼントとか、、



しょうもなっ



『そして、君達が大きく未来に羽ばたけるように



特別カリキュラムを組んだ、特殊授業、



「Battle」を学んでいきます!!』



・・・、



そうか、この声の人は中二病なんだな。。。








『そして、その『Battle』を行うにあたり、



やらなくてはならないことが



1つだけあります』



ん。 なんだろう



だいたい普通の授業をやらないとか



受験どうすんだ?



『やらなくてはならないこと、



それは


今君達が手に持っている、



 アメ を食べることです。』





っえ、このまずそうなの食べるの?!



や、やだなぁ、、







そう思っているとクラスメイトが次々に



アメを食べた。



み、みんな食べてるのか。。







ガサッ、、、



私も半信半疑に口の中へアメを放り込んだ。



・・・。




ま、まぁ おいしいかも・・・



でも、、なんか不思議な味だなぁ・・・





『みなさん!! アメの味はどうでしたか?



とってもおいしかったでしょう!!



そのアメは特殊な成分でできていて、



みなさんの才能・・・そう!! 『才』を



最大限まで引き上げる



特別な作用があります!!



そしてみなさんの腕に・・・ザザッ・・・ザッ



・・・プツン』







え、、



放送切れた、、



私達の腕?



とくにいつもと変わらな・・・






「っつ!!!!」






ジジジジジ・・・・



あ、熱いっ、、て、手首が焼けるように熱い!!!


「うわあああああああ」

「痛いよぉ!! なにこれぇ!!」




全員手首を抱えてその痛さに悶絶した。



しばらくすると、


なにやらなんかの記号らしきものが浮かんできた。。



?・・・Ⅹ? 10?