二日後、そろそろ限界になってきた。
やんちゃな男子達は
「うざいから、何でこんなことしないといけねぇんだよ」
と、ブーイングばっかり。
私だって聞きたいよ。
ついにはとどめの一言。
「てか、お前がうざいんだけど。いい子ぶってんじゃねぇよ」
心が完全にズタボロ。
何で、私はやりたくて美化係になった訳じゃない。
そう思うと自然に大粒の涙が沢山こぼれた
「...っ…ヒックっ…」
「碧ー!ねぇあのさこれって…え?どうした?何があった?」
話しかけてきた大翔は私が泣いていることに気づき驚いている様子だった。
私は急いで涙を拭いて
「んーん!何でもない!どうしたの?」
すると思いっきり腕を引っ張られ隣の空き教室に連れていかれた。
「よし、ここなら誰もいない。何があったか話せ。」
どうしても大翔には弱いとこを見せたくない。
「本当に何にもないってば!」
走って逃げようとすると大翔に腕を捕まれた。
「こんなときまで強がってんじゃねぇよ!」
静かな空き教室に大翔の大きい声が響いた。
大翔の優しさがズタボロになった私の心を癒してくれたみたいで我慢していた涙が一気に溢れた。
「っ…ぅ…うぁぁぁん。」
「よしよし。よく頑張ったな。話せる?」
いつもは意地悪ばっかりな大翔はとても優しくて大きな手で私の頭を泣き止むまで撫でてくれた。
