「えーそうなんだぁ」

「川井くんは??」

「僕?僕はそうでもないよ」


この席になってから、僕は毎日楽しく過ごしている。
前の席が楽しくなかったわけじゃないけれど、今の席は水南さんが僕の斜め後ろだから近いおかげで毎日話せる。
それが楽しくて仕方がない。



水南さんを好きになったのは僕の席がここになってから。


最初は一番前の席で寝れないから最悪だと思っていたけど、水南さんと話していれば寝なくても授業が短く感じる。
全ては水南さんのおかげ。