と。

「周りの人がねってなんか、不満そうだけど。俺の後ろなんだからいいじゃねえか」

…え、いきなり何。今のナルシシスト発言は何?

聞いてはいけないようなものを聞いてしまった気分。




…ちょっと待てよ。川井くんと夏樹って仲良かったよね。

だったら休み時間とか夏樹と話すために夏樹の所に寄ってくるんじゃ…?
これってお話するチャンスなのでは…!


私はにこっと笑って。

「やっぱこの席で楽しまなきゃね〜♪」

そんな私を夏樹は黙って見てるだけだった。


そんな秘かな作戦を立てた席替え。