~昼休み~

「それって…一目惚れじゃない?」
なんて瑠花が変な冗談言うから、
飲んでいたお茶を噴き出しそうになった。
「うっわ、汚いってば!!…そんなとこあの人に…」
近くに藤原君がいたので慌てて瑠花の口を塞いだ。
「ちょっと!近くにいるんですけど!!もう少し気を使ってよ〜!瑠花!」
と睨む。
数秒してから今が昼休みだったことに気づき、手を離した。
「もう!死ぬかと思った!あのね、長い時間やられたら息出来なくなるに決まってるでしょ!!」
とすっごい声で怒鳴ったからクラスの皆がこっちを見た。(もちろん藤原君も。)
恥ずかし!!注目をあびるのは好きではないので、急いで瑠花の手を引っ張って教室を退散した。