「その髪って地毛なの?」

「はい、そうですけど…」

「ええええ!!!色素薄いんだねー羨ましいなぁ。」

確かに色素は薄いほうかもしれない、小さい時からハーフやクオーターと間違われるほど髪の色は茶色がかっていた。ただあの日以来…ストレスのせいで今ではもっと薄い色になったけど。


「はぁ、職員室から教室まで結構遠いんだよなぁ、着くまでの間ここの学校の裏話的なの少し聞く?」


「さっき門にあった地図で見ましたが遠いですよね〜、聞きたいです!!」


まぁ本当は教室までの近道知ってるんだけどね
中等部と高等部の作りは大体同じって聞いてたから隠し扉の場所とか中等部と高等部を繋ぐ地下通路のドアの場所も大体予想つく。


元々ここの生徒だったとはいえなんでここまで
知ってるかっていうと…、後々分かるよ。