大好きな君へ

「ーーー、そんなことがあったんだ」


部活に行く途中で、玲菜に相談した。


私が悪いって気付いたから、やっぱり


謝るべきなんだろうけど、でも何て言え


ばいいのかわからなくて。


玲菜が下を向いて考えているようだった


から、


「あっ、いいよ。玲菜にまで迷惑かけ


たくない…。

相談乗ってくれて、ありがと」



そう言うと、予想外のことが起きた。


「は、あははっ」


急に玲菜が笑い出したのだ。