メグは、赤ん坊が重いのでとにかく腰を下ろしたかった。 が、見易い席はみなふさがっており、前のほうしか空いていなかった。 狭い小屋に客席を設けるために、最前列の席はステージぎりぎりまで接近している。 メグは、三列目に席を見つけたが、身体を椅子の背につけて反り返っても、画面が近すぎて視野にはいりきらなかった。 のしかかってくるような画面と、凄まじい音響に、膝の赤ん坊は驚き怯え、身を縮めて激しく泣き出した。