宿を出ると、メグはゆっくりまたデパート見物でもして、映画を観てから家へ帰ってみてもいいと思った。 とにかく赤ん坊を連れていたのではどうにもならないし、お金も心細くなってきた。 主人たちからどんなに叱責されるかと思うと気が重かったが、そうしたら今度こそ身軽に飛び出してやろう。 誰もいない家の中に赤ん坊を置き去りにして出なかったあたしに、彼らは感謝すべきなのだ。 昨日一日中お守りをしてやり、自分のお金で食べ物を与えてやっているのだもの―――