夫人は、赤ん坊の入浴だけは自分でしていた。 湯が新しいうちに真先に赤ん坊を入れ、夫が先にはいることも許されぬほど潔癖であった。 メグは、赤ん坊がお湯にはいっているところを一度のぞいて見たくて仕方がなかったが、 湯殿の戸を開けると赤ん坊が風邪をひくからと言って、見せてくれなかった。 だが、こんやは誰がはばかることなく、赤ん坊とゆっくり風呂場で遊べるのである。