story3. メグは、つくづくこの窮屈な勤めに嫌けがさしている。 メグの郷里の友達は、三河島にある町工場に就職した。 寮へ遊びに行ったとき、八畳に四人生活していて、壁には映画スターやテレビタレント、流行アーティストたちのポスターが隙間もないほど貼りつけられており、 食べ散らかした菓子袋やラーメンの丼がころがっていて、粗悪な紙にどぎつい挿絵が沢山はいっている雑誌が何冊もあった。 安っぽい化粧品や体臭の交じりあった匂いが充満していて、 彼女らは夜っぴて男工の噂話をしていた。