メグは、人目につかぬように赤ん坊を始末せねば、ということで頭の中がいっぱいだったので、それまでさほど恐怖は感じなかったが、人家も人影も全く見えないところまできてしまうと、さすがに足がすくんだ。 林は半分ほど切り開かれている。 ここもいずれは分譲地になるだろう。 枯草のなかに切株が隠れていて、メグは何度もつまずき倒れそうになった。 もうそれ以上林の奥にはいって行く勇気はなく、サチは赤ん坊を下におろすと、背負われたまま冷たくなった赤ん坊は、そのままの姿勢ですでに硬直がはじまっていた。