赤ん坊は、まだよく眠っているようであった。

起こしてまでラーメンを食べさせるには及ぶまい。

ラーメンなど赤ん坊によく
ないだろうし、もうすぐ家へ帰れば、ミルクを飲ませることができるのだから、とメグは身勝手な理屈をつけて、赤ん坊が目をさまして欲しがらぬうちに大急ぎでラーメンをすすり込んだ。

昼はパンしか食べてなかったので、とても一つでは満足できそうになかった。