赤ん坊など連れて出なければよかった。

はじめはそんなつもりではなかったのだ。

赤ん坊を無人の家へ残して出るのが心配になって連れ出してしまったのだが、そんな弁解をしても、自分に悪意を持っている主人たちは信じてなどくれまい。