ほろ苦キャラメルマキアート ~コーヒーの香りに誘われて~



...帰ろうかな。


そう思い、カフェに背を向けた。


───...カラン...


あれ、これカフェのドアの音......


お客さんかな...いつもはいないのに。


「...おい」


「...え」


もう聞き慣れた不機嫌そうな声が聞こえてきた。


え、何で...?


振り返ると、彼が立っていた。


「な、なに...?」


何で、何で。


やっぱり彼を見ると胸がドキッとする。


...ダメだなぁ、私。