僕は、昔お母さん達に聞いたことを思い出した。


ーー心臓が悪かったーーーー…



「そっ、そうなんだ〜。ごめんね。心配かけてさ…」


僕はそんなことしかいえなかった…

「ううん!大丈夫だよ!」

「う、んっ!よかった~」

うん。

きっと大丈夫。

絶対治るんだからっ!

それに、遥に伝えたいこともあるんだし!

幼い頃の僕はそんな、願いで一杯だった…